多嚢胞性卵巣症候群の治療のために卵巣切開手術をすすめられました。

Q.私は32歳独身で、来年結婚予定です。23歳の時に多嚢胞性卵巣症候群と診断され、クロミッド投薬中心の治療を行ってきました。2錠では排卵しないこともありますが3錠だとほぼ確実に排卵します。現在の主治医(不妊治療専門)から結婚前後に卵巣切開手術をすすめられているのですが、いつ頃手術をすればよいのでしょうか?


A.いろいろな治療方針があるので主治医によって少しずつ考え方が違います。子宮や卵管に問題があるのではなく排卵に問題があるのですから、クロミッドで排卵するのなら手術しなくても妊娠する可能性があります。少なくとも結婚前に手術する必要はないと思います。卵巣の切開手術の後1年以内が最も排卵しやすく妊娠しやすい時期になります。手術の後にあまり時間がたつと手術の効果が薄れるので手術をするなら結婚後がよいでしょう。最近は腹腔鏡を使って電気メスで簡単に手術ができますので、おなかの傷もほとんどのこりませんし早ければ数日で退院できます。妊娠率は70%位ですので効果はかなりあります。

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